こたすけの戯言

こたすけの戯言

「こた、すけ」の二人で届けるブログです。読者に新たな気付きを与え、勇気を与えるブログにしていきたい。

「すけ」とハンドボール  ~その7~

皆さん、おはようございます。

 

「すけ」です。

 

 

 

前回は大学ハンドボールでのデビューを果たし、

 

フィジカルの強さに驚き、

 

またその重要性に気づいたお話でした

 

 

 

 

 

今日は大学ハンドでのある出来事について話をしたいと思います

 

 

 

 

まず、簡単に結論から

 

 

 

「自己中人間から仲間を思いやれる人間になれた」

 

です!!

 

 

意味わからないですよね笑

 

 

 

これから話を進めていきます!

 

 

 

入部してから大学3年生くらいまでの自分

 

 

客観的に見ると、

 

 

多分、怖い人でした笑

(ヤンキー的な意味ではなく)

 

 

練習とか試合とかの場面、常にピリピリしていたんです・・・

 

 

なぜか?

 

 

自分は試合で勝ちたいし、上手くなりたいから本気で練習してる」

 

と思っていたからです

 

 

要するに

 

 

【自分はちゃんとやってる、他の人はちゃんとしてない】

 

 

的な感じです

 

 

 

もちろん、そう思っていたのにも理由はあって

 

 

ウエイトトレーニングについては、練習の1時間以上前に来てしてました

 

 

土日なんかは練習後に居残りでやる時もありました

 

 

オフの期間や体育館練習がない日もウエイトをしに来ていました

 

 

 

関東1部リーグの試合をビデオ撮影し(自前でカメラ購入)、

 

家や電車での通学途中はもちろん

 

授業の空き時間にひたすら映像を見て

 

プレーや戦術の研究をしていました

 

こんな毎日を過ごして自分なりにストイックにしている自信があったんです

 

 

(理系の学部なのに、ハンドボールの勉強ばっかりしていたのでテストの成績はそんなに良くなかったのは内緒です笑)

 

 

練習も誰よりも真剣に全力で追い込んでいると思ってました

 

 

なので、当時の自分は仲間に対して

 

 

「自分と同じくらいの熱量」

 

を仲間に求めてしまっていたんですよね

 

 

これは自分本位な考え方です・・・

 

 

自分の価値観を他人に押し付けているようなものですからね

 

 

そんな考え方を持ってハンドボールをしているから

 

 

「自分は正しい」と思ってプレーしている視野の狭い選手でした

 

 

 

例えば・・・

 

試合で自分の投げたパスで仲間がミスをしてしまった場面

 

私は「なんでキャッチミスしてるんだよ」って怒ります

 

 

 

仲間がシュートを外したらイライラを表情に出してしまいました

 

 

 

試合での展開が上手く行かない時、イライラして個人プレーに走っていました

 

 

 

あと、パスがめっちゃ速くなってました笑

 

 

 

今の自分だったら絶対一緒にハンドしたくないって思う・・・

 

 

 

レーニングやハンドボールの勉強はしていても、チームビルディングの考えやメンタル面の勉強はしていませんでしたので

 

 

ほんとに当時のチームメイトには苦労かけたなと思います💦

 

 

 

そんな中、一つ上の先輩であったキャプテンは

 

「笑顔でハンドボールをしよう」って常に言ってました

 

 

もちろん当時の自分は全然理解できず・・・

 

「なぜ試合中に笑顔になる必要があるんだよ」って思ってましたから

 

 

こんな感じで過ごしていた自分

 

 

 

そんな自分を変える出来事がありました

 

 

大学3年生の秋リーグ戦でのとある試合

 

 

相手は春のリーグ戦で勝っていた相手です

 

 

昇格のためには負けられない試合

 

 

出だしは良かったのですが相手が想像以上にパワーアップしていました

 

 

フィジカルで押し込まれ守りきれない

 

逆に相手DFを突破できない場面が多く

 

逆転を許し、そのまま敗戦・・・

 

 

当時のスタメンのほとんどが下級生で4年生のキャプテン一人と3年生は私ともう一人の同期だけ

 

 

そんな下級生主体のチームであり、チームを引っ張らなきゃいけない上級生としての使命感から私は熱くなりすぎることも多々ありました

 

 

この試合も逆転された焦りから相当イライラ・・・

 

 

先輩にも後輩にも強い口調であたってたんです

 

 

 

その試合が終わり、帰る頃に

 

 

キャプテンとコーチをしていたOBの先輩に(一年生だった私に筋トレを教えてくれた方)に呼ばれました

 

 

 

「次の試合、スタメンから外させてもらう」

「冨樫がイライラしていることで雰囲気が悪くなる」

 

 

と告げられました

 

 

最初は「なんで?自分のせいなの?」

 

と思い、ショックというよりも

 

ただ釈然としない感じでした

 

 

迎えた次の試合

 

 

当然、私はベンチから試合を見ます

 

その試合はほぼ出ないまま、競りながらも勝ちました

 

ベンチから見ていて最初はただふてくされていた自分・・・

 

 

でも、何かを感じました

 

 

なんとなくコートにいる仲間の表情が明るいなって見えたんです

 

 

ハンドボールを楽しんでいるなって

 

ミスがあったらカバーしあう

 

いいプレーがあったら全力で称える

 

後輩たちが【笑顔】でのびのびプレーしてるようにも見えました

 

 

先輩が言ってた「笑顔」がコートにあるだけでこんなにも雰囲気って変わるんだ

 

 

なんでスタメンを外されたのかわかった気がしたんですよね

 

 

言われた時はわからなかった・・・

 

 

でも、自分がいないチームをみて気づきました

 

 

「自分が変わらなきゃ」と

 

 

コートの中でイライラしてても何も良いことはありません

 

 

そうした悪い空気は仲間に伝わります

 

萎縮して余計にいいプレーなんかできませんよね

 

自分自身も余裕がなくなりいいプレーはできません

 

【笑顔でいること】

 

キャプテンに教えてもらった大切な心構え

 

ミスをしたって良い

 

笑顔で、「惜しい、次はできる、もう一度やろう」って声をかける

 

これだけでチームの雰囲気はガラッと変わることに気づいた自分

 

もう前の自分には戻らないと決めました

 

 

そしてキャプテンが引退し、4年生になった自分達の代は2人しかいません

 

 

沖縄出身の古見

 

彼がキャプテンになり、私は戦術面を担当する立場に

 

 

この年のチームはとにかくストイックでした

 

練習前のウエイトも参加する人数が増えただけでなく、練習前のラントレを行うようにもなりました

 

走るのが嫌だった後輩もいたでしょう

 

でも、みんながリーグ戦で勝ちたい

 

目標に向かって気持ちを合わせて練習に励むチームになりました

 

 

私は・・・

 

ミーティングや練習中の細かい話し合いでも後輩たちの意見をしっかり汲み取るように心がけていました

 

 

 

そして始まった4年生としてのリーグ戦

 

 

最後の一年間はほとんど試合で負けてません

 

DFはフィジカル面の強化が実り、秋のリーグ戦は7試合やって平均18失点に抑えたくらいです

 

 

また、何よりも笑顔でプレーをできた自分が雰囲気の違いを一番感じることができ

 

とにかく

 

 

 

【楽しかった】

 

 

 

負けた試合もありましたよ

 

でも、イライラすることなく、負けても次に繋がる試合にできた感覚でした

 

 

 

学生時代のビデオをみると全然違うんですよね笑

 

【2,3年生の自分】と【4年生の自分】

 

プレー中の表情とかは4年生の時は明るく余裕がある感じ

 

 

 

選手として、上手くなれた4年間

 

 

そして、「心」も成長できた4年間になりました

 

 

それに気づかせてくれたハンドボール部の仲間

 

 

ほんとにありがたいことです

 

 

 

 

今、指導者として意識していること

 

 

「ミスを他人のせいにしない」

「笑顔で会話」

「試合を楽しむ、試合は祭りだ」

「相手の立場になったつもりで伝え方に気をつける」

 

 

これらは東洋大学ハンドボール部で過ごした4年間で学びました

 

 

 

私は特別に上手でもないし、インカレ出場するような強豪チームにいたわけでもありません

 

 

それでも

 

ハンドボールに本気で向き合い、チームとは何か、

 

仲間と共に頑張ること、人として大切なこと

 

 

を体験することができました

 

 

振り返ればあっという間な4年間の競技生活

 

 

良い仲間に出会えました

 

 

大学受験で失敗して関東にきて良かったって思えました笑

 

 

たぶん、どんな選択をしても後悔はするはず

 

 

でも、その選択が良かったと思える人生にできるもできないも自分次第ですからね

 

 

 

 

これで自分の学生ハンドボールについては終わりにします!!

 

 

前回のブログでチームの危機を迎えると言いましたが、その話はお蔵入りさせます!

 

まぁ、最終的にはいい方向になったので!!笑

 

 

 

ここまで自分の競技者としての視点で学んできたことなどを話してきました

 

あれっ?

 

どこを読んでも指導者を志したきっかけがないですよね笑

 

 

実は競技者としていた間、全くもって自分が指導をしたいなんて考えてもなかったんです・・・

 

 

 

ということで、次のブログでは

 

 

なぜ私が指導者を目指したのか書いていこうと思います

 

 

 

 

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

 

 

 

今日という日に感謝。~すけ~