「こた」の転職メモ ⓪ CROってなに?CRAってなに?
みなさん、こんにちは。
「こた」です。
これまでの記事で「CRO」という言葉を多用しているので、
この機会にCRO(Contract Research Organization)を紹介したいと思います。
一言でいうと、CROは臨床開発(治験)を
製薬会社に代わって行う会社を指します。
理由は、製薬会社は多くの開発品目を抱えているので(負担大)、
自社の社員だけでは、臨床試験に割く人員が足りず、
CROに外注することが多いです。
また海外の製薬会社(日本に住所を持たない場合)が、
日本で臨床試験をしたい場合には、CROに依頼します。
続いて、CRAという言葉も紹介したいと思います。
CROにCRAだと一文字違いだし、何だか間違えそうですよね💦
でも間違えではダメです。
CRA(Clinical Research Associate)は、
臨床試験(治験)が適切に行われているかモニタリング(監視)する仕事です。
仕事内容は多岐に分かれていて、
営業的な要素、医療要素、事務的な要素、そして出張ありの何でも屋さんです!!
CRA毎に担当施設が決まっていて、
定期的に病院に訪問して、
臨床試験が適切に実施されているかどうかをモニタリングします。
遠方の施設を担当すれば、飛行機で訪問するのでマイルが貯まります。
航空会社によって発着便が違うので、JAL / ANA両方貯めている人も多いようです。
最後に、
新薬の開発には莫大な時間とお金がかかります。
あくまで目安ですが、1つの医薬品ができるまでには、
開発期間 ; 9 - 16年
成功率 ; 1 / 24,553
開発費 ; 500億以上
出典:日本製薬工業協会 てきすとぶっく製薬産業2016-2017
開発費は日本CRO協会による推計
何が言いたいかというと、
昨今のニュースでは、ワクチン開発(まだ1年未満で)が多く取り上げられており、
上記の新薬開発期間(9 - 16年)では比べられない速さです。
これは、製薬会社、学術団体、バイオベンチャー等を筆頭に競争、牽引した結果です。勿論、開発費の負担が国境を越えて行われていることも要因でしょう。
第一線で医薬品開発に携われることは、
これまでにない経験になると思い、最後に一感想を書きました。
最後まで読んでいただき、有難うございました。
I really want to get stronger. "NO PAIN NO GAIN"
~こた~